図書館戦争を読んで



感想を書くためにもう一度小説をペラペラと、と思ったけど1回読むととりあえず満足してしまうし、あそこらへんのセリフがよかったなぁ正しくはどんなセリフだったかなぁと思ってもそのページを探すのが面倒くさいので、ざっと思いつくままに印象に残っているところを。




今まで軽い本しか読んでなかった故、読み始めて最初に思ったことは「文字多っ!漢字多っ!」でした。情けない。そして、この感じだと読むのに時間かかりそうだなぁとも思った。その頃の私に教えてあげたい。スイスイ読めてすぐに読み終わることを。



【フォーラム】

「考える会」のフォーラムで発表することになった子供たち。あの小難しい単語を乱用するかわいくない男の子が玄田に懐くあたりまるっとかわいい。話し合いをする子供たちのところに郁が現れて「親切じゃない。ほんとに頭のいい人は誰でもわかる言葉で話す」と子供の間違いを正すところが好きだ。子供扱いしてるわけでもなく対等に話してる感じが好き。背伸びしすぎてクラシックバレエの足みたいになってる子供の足を両手で掴んでガシっと足底を付けさせたような。あくまで同じ土俵に。そんな印象。なんかスカッとした。


フォーラム本番も大人の威力に圧倒されながらも自分を取り戻して最後まで発表してえらい。えらいねぇがんばったねぇとあまーいケーキを買ってあげたい。そんな気分。結局そういうところは子供だと思うから。


考える会会長が怒り批判するところで、しっかりと揚げ足を取り立場を優位にしていく稲嶺の返しも気持ちよかった。「考える会に賛成していないと参加させないと聞こえますが?」みたいなことを言ったときは、『そうだいけいけ』と稲嶺見えないパワーを送りたくなった。




【日野の悪夢】

日野の悪夢で稲嶺が「攻撃をやめろ!公序良俗を謳って人を殺すのか!」と敵に向かって叫ぶところ、勇敢さと愛情が溢れ出てて泣きそうになる。奥様への愛情、隊員への愛情、図書への愛情、読書が好きな人々への愛情。連続殺人のときに貸出記録を提出しないのは日野の悪夢の"仕返し"みたいなこと言われてたけど、こんなに愛情に溢れた人が仕返しのためだけに拒否する選択をするわけない。警察に恨めしい気持ちがないなんてことはきっとないだろうし、司令本人もそういうことを言ってたけど、愛する人を失う経験をしたことのある司令が、誰かに愛されていたであろう被害者のことを考えていないはずがない。日野の悪夢での良化委員会への調査がうやむやに終わって悔しかったと思うから、貸出記録の提出が影響していないと思っていたとしても、"殺人事件の調査に協力しない奴"と報道され世間に罵られるのは悔しいだろう。でも、司令の強さは、これを貫き通したところにも伺える。私は司令が好きだ。郁も言っていたけど、この司令の下で働けることはとてもよいなぁと思う。




【堂上と郁】

一言言いたい。『なんやねんおまえら』

郁の堂上への対応、高校生のときに警察に行こうとしてまで本を守ろうとしたこと、柴崎の放送で向かう先を変える柔軟さ、その他度々見られる郁の行動はまさにフィーリングという印象。

それに振り回されヒヤヒヤして怒鳴る堂上教官は理性的に見えて全然理性的じゃないから楽しい。

郁の行動に『もっと惑わせてやれ』と思いながら、『堂上教官心配だよね郁ほんと堂上教官の心中わかってないね〜!』と場面によって自分が郁の味方をしたり堂上教官の味方をしてることに気づいておもしろかった。





私は郁と手塚にとっての柴崎のように、堂上教官と小牧教官の同期の図書館員になりたい。

見計らい図書の権限を行使してしまった堂上を小牧と一緒に心配しながらも冷やかしたいし、面接に現れた笠原の図書隊員を目指した理由を小牧から聞いて一緒に笑いたいし、突っかかりながらも距離が縮まっていく堂上と笠原を小牧とたまにからかいたいし、やっと思いが通じた小牧と毬江ちゃんをニヤニヤ見守ってたい(これは内乱だけども)。




恋愛要素とアクション要素が入り混ざると、忙しなくその2つの要素が交差して私の頭ではごちゃごちゃになってしまうんじゃないかと思っていたけど、堂上と郁が少しずつ距離を縮めていくためにはアクション要素が必要で、アクション要素があるからこそ恋愛の部分が進展していくというバランスがとても読みやすい。



とにかく私は続きが読みたい。

ということで、内乱を読みます。



図書館戦争を勧めてくれた方々、サンキューJAPAN!!